認知症予防にもなる!老人ホームでも麻将(麻雀)を取り入れているところも!実は麻将って実はとっても健康的なんです。

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もう麻雀はギャンブルじゃない。麻雀は健康のための競技である。

昨今、麻雀をやったことがなかった高齢者の方が麻雀を始めることが多くなってきました。ひと昔前は漫画やドラマではヤクザがやっていたり、お金を賭けていたりとギャンブルと見られて敬遠される傾向にありました。しかし最近では「徹夜しない」「お酒を飲まない」「たばこを吸わない」という“健康麻雀”が注目されています。

自治体の介護予防事業に協力を手掛ける「日本健康麻将協会」の研究によりますと、麻雀は認知症予防に効果があるとされています。そのため、最近では、その予防効果のために麻雀を楽しむ高齢者も増えてきていて、高齢者施設においては麻雀を介護レクリエーションとして取り入れることもあるようです。施設のパンフレットなどで「カラオケOK」「バー完備」「将棋OK」「麻雀OK」まど自由度の高い高齢者施設を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?その中でも、将棋や麻雀は設備導入費が低く抑えられ、なおかつ暇つぶし、脳の活性化に最適なモノになります。アメリカでは麻雀をしている人の認知症発症率が低いという調査報告も発表されており、認知症予防に対して麻雀は有効であると考えられています。

そこで今回は、高齢者が麻雀をすることでなぜ認知症の予防効果を得られるのか、紹介していきたいと思います。

 

麻雀がなぜ認知症予防に効果があるのか?

実際に私の祖父の話ですが、「デイサービスで麻雀ができる」「麻雀はいろいろなことに頭を使う」「施設で友人ができて楽しい」と週1で麻雀ができる施設に足蹴もなく喜んで通っています。心なしか顔も晴れやかに見えます。

脳が活性化する

実際に、祖父のデイサービスについていった際に他の利用者の方と話す機会があったのですが、「麻雀は頭を使いすぎて、夜ぐっすり眠れる」「賭けマージャンと違ってお金とかは賭けないけど、やっぱり負けるのは嫌だから必死になる」と意外と好感触を得ているようです。

麻雀は指先を使って牌を動かしていくゲームです。指先には脳につながる神経が集中しています。ささくれなどの小さな傷がかなり痛く感じるのはそのためです。そのため、指先で牌を動かすことで触覚が刺激され自然と脳が刺激されます。

また、麻雀には手持ちの牌を数十種類もある「役」の中から選択して上がりを目指していきます。

相手がリーチ、つまりもうすぐ上がれる状況ですと一打一打当たらないように祈りながら、相手のロン牌はどれなのかとドキドキしながら出していきます。初心者の方は自分の手牌だけでいっぱいいっぱいですが、上級者になるほど対戦相手の表情、手牌、河(捨て牌)の状況、「あと何点でトップに立てる」といった数字の計算など様々なことから作戦を組み立てていきます。やれることが多くなるにつれてさらに脳の活性化がすすんでいきます。こうした日常生活とは異なる思考をすることで普段は使わない脳の部分を活性化させることができます。この普段使わない脳の部分を活性化させることで、高齢者になると衰えがちな前頭葉などの様々な部位が活性化していき、認知症の予防効果も期待できるのです。

 

他者とのコミュニケーションの場

麻雀は4人、あるいは三人麻雀(三麻)の3人で卓を囲んで遊ぶ盤上遊戯になります。プロの試合などでは会話は通しというイカサマ防止などの観点からご法度ですが、普段のゲームではむしろ会話をしてワイワイと楽しみながら遊ぶものです。卓を囲んでいるうちに自然と会話が生まれやすく、最初は全然話せなかったとしても、知らない役であったり、「これで上がれるのか?」「これは何点なのか?」と聞いていく内にだんだんと仲良くなっていきます。

また、あまり外に出ていかない傾向のある高齢者にとって、麻雀(遊び)のために外出することは自宅にいることに比べて会話の量が増えます。人と話すことは明日への楽しみ生活の糧に繋がりますし、自宅で一人、あるいは伴侶と二人っきりで過ごすよりも、身体的にも精神的にも健康に良い影響を与えることは間違いありません。

老化の防止には思いっきり笑うことが有効という研究結果もありますので、思いっきりコミュニケーションを楽しんでみてください。

 

気持ちにハリができる・気持ちが若返る

気持ちにハリとはなんぞや?と思う方もいらっしゃるかと思います。麻雀は勝ち負けを競うゲームです。ゲームを通して、喜怒哀楽の感情が生まれ、普段テレビを見ているだけでは味わえない気持ちを経験させてくれます。この普段味わえない感情は気持ちにメリハリをつけてくれます。もっと勝ちたい、もっと会話を楽しみたいという前向きな姿勢は、気持ちを若返らせることに一役買ってくれることでしょう。

 

実はねんりんピック(全国健康福祉祭)の正式種目

実は麻雀は、厚生労働省と地方自治体が主催する60歳以上を対象とした協議会「ねんりんピック(全国健康福祉祭)」で2010年から健康マージャンとして正式種目として採用されました。こうした流れから、麻雀は脳トレとして取り組む高齢者人口は全国的に増加し続けています。麻雀は男性がやっているイメージの強いゲームですが、こういった正のイメージから近年では女性の人口も増えてきています。老人のレクリエーションといったら折り紙や歌う、体操などといったなかなか参加しにくい、男性でしたら恥ずかしいと思うものの多々ありますが、麻雀でしたらそんな思いをすることなく楽しめると思います。博打ではなく、脳を動かし交流を活性化するゲームとして、認知症や老化の防止に一役買ってくれることでしょう。

カジノ型デイ・サービスの登場

カジノ型デイサービスは自立支援に適しているのかという賛否両論がありますが、近年、老人ホームに「カジノ型介護サービス」とサービスが出現しました。おもちゃのお金を使って、ブラックジャックのようなカードゲームや麻雀などの賭けごとをサービスとして提供しているデイサービスです。本物のお金は賭けませんが、疑似的にでもお金が増える減ることを体験することで、気持ちにメリハリをつけ、喜怒哀楽を経験させて脳が活性化するというメリットがあります。

一応、保険適用されるこのカジノ型デイサービスですが、国によって本格的に介護保険で扱うのはどうなのか?と議論したわけではないので、少し物議を醸しています。また、偽物とはいえお金をかけることでギャンブル依存症になってしまうのではないか?という見方があります。

今回の表題の健康麻雀だけでしたら、みんなで楽しむことでコミュニケーション能力の向上、指先に刺激を与えることによる脳の活性化など明らかにデメリットよりもメリットのほうがありますので問題ないのですが、カジノ型デイサービスのように賭け事を前面に出すのは少し考えさせられますね。(・・・私でしたら行きますけどね!)

私たちは熱中し過ぎず、ほどほどに楽しむことを心がけましょう。行き過ぎないかは施設の方に厳重に監視してもらいましょう。

まとめ

麻雀をしている人はしていない人よりも脳年齢が3歳は若いという研究結果もあるみたいです。

私個人も麻雀をしています。といってももっぱらゲームなので実は牌の並べ方も、点数計算の仕方も全然わかりません。全てコンピューターがやってくれますので。しかし、それでも危険牌を切ることでドキドキし、高目の役をあがれれば喜びます。

頭と指先を使い、卓上でコミュニケーションを図るという点、実は他の認知症防止のレクリエーションと共通しております。健康麻雀をやったことがないという方。ぜひやってみてはいかがでしょうか。

 

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